大会概要About
スローガン:
人とつながるソーシャルスキル―SSTで温かい社会を創ろう!日 程:
2025年7月5日(土)12:00〜20:00・7月6日(日)09:00~17:40(予定)会 場:
帝京平成大学 池袋キャンパス(東京都豊島区東池袋2-51-4)
https://www.thu.ac.jp/access/access_ike実行委員長:
丹羽 真一(福島県立医科大学 会津医療センター 精神医学講座)副実行委員長:
安西 信雄(帝京平成大学大学院)
清水 有香(ソーシャルワーク事務所 Unelma)
千葉 裕明(三木メンタルクリニック)
吉田 周平(島根あさひ社会復帰促進センター/SSJ株式会社)
品田 卓磨(開志学園高等学校)
西條 可奈(合同会社レジリエ)総務委員長:
天笠 崇(静岡社会健康医学大学院大学)大会プログラム(予定)
【1日目 7月5日(土)】
開会式(12:00~12:15)大会場
海外招聘企画Ⅰ(13:40~16:00)大会場
The Science of Making Friends for Autistic Youth: Lesson from the UCLA PEERS Program
「ASDの若者のための友達づくりの科学ーUCLA・PEERS(SST)プログラムの経験」
『PEERS® (Program for Education and Enrichment of Relational Slills』
座長:
演者:Dr.Elizabeth Laugeson(エリザベス・ローガソン博士)
ピアーズ開発者で、日本語訳書「友だち作りの科学-社会性に課題のある思春期・青年期のためのSSTガイドブック」(金剛出版,2017)の著者。ピアーズは思春期の自閉スペクトラム症(ASD)や社会性に課題のある子ども達に向けに作成され、社会認知や適切なスキルに気づくことを助ける10代の若者のための社会生活スキルトレーニング(SST)です。いじめや仲間入りを拒否された時など具体的なスキルを学べるプログラムで、認知行動療法理論と保護者のサポートを基本原理としており、グループで取り組みます。カリキュラムは、社会適応に重要な役割を果たす“友達作り”と、その良い関係を維持していくために必要なスキルに焦点を当てられています。このプログラムは北米を始めとして世界各国の研究で効果検証がされ、その効果が認められたエビデンスのあるSSTであり、今回の企画では、開発者からその実践や取り組みの現状など、直接お話を伺えるまたとない機会です。実行委員会企画Ⅰ(16:10~17:50)大会場
『SSTで温かい社会を創るために~広がるSSTの可能性~共同創造型co―SSTは温かな社会をどのように育むか~(仮)』
座長:
演者:
30周年記念事業本大会の開催意義を明確にするためのシンポジウム。孤立や生きづらさを持つ人を支え、温かい社会を創る社会課題に向けて、医療・福祉・就労・教育・家族支援・矯正教育更生保護の各領域ごとの現状と課題、SSTがなしうる貢献とその方針を検討する。孤立や生きづらさをかかえる人たちの支援における共同創造型SST(co-SST)の意義と活用、普及の方法を検討する。
以上につき、パネリスト相互や会場参加者との意見交換を行い、合意に基づいて「SST普及協会30周年宣言」を採択する.【2日目 7月6日(日)】
医療領域企画(9:00~10:30)大会場
『「地域で豊かに暮らす!」を支えるSST-訪問看護・居住支援と地域ケアの実際』
座長:
演者:
精神障害などの困難を抱える人たちも地域で安心して暮らせる「温かい社会」を実現するために、地域生活を支える支援者の育成と実践力向上が重要な課題となっています。本企画では、「地域で豊かに暮らす!」という当事者の希望を支えて、訪問看護やグループホーム等の居住支援を行っている支援者の取り組みを紹介し、地域生活支援においてSST(社会生活スキルトレーニング)をどう役立てられるかを検討します。
精神障害をもつ人の地域移行に向けて、日本全国で訪問看護や居住サービスの役割に対する期待が高まる今、地域ケアにおける成功事例や具体的な実践事例を共有し、課題と可能性について議論します。また、支援者として当事者と共に歩む姿勢やSSTマインドの重要性に触れ、地域生活を支える新たな連携やアイデアを探る場を提供します。支援者だけでなく、当事者やご家族、地域住民の方々にもご参加いただき、地域での共生を考える有意義な機会としたいと思います。福祉領域企画(9:00~10:30)中会場1
『誰でもSST』
座長:
演者:
福祉領域では、「誰でもSST」と題して、日本各地で行われている「誰でもSST」についての企画となっております。誰でもSSTとは、誰でも参加出来るSSTという意味で、当事者も支援者も市民も誰でも参加が可能です。「誰でもSST」は全国各地で開催されており、今回の企画では、講師たちにその様子を紹介してもらい、さらにはセッションの一部を一緒に体験して頂く事が可能です。「会場の皆さんと創り出すSST」という事で、会場の皆さんに参加して頂き、SSTを一緒に楽しく学ぶ企画となっております。SSTってよく分からないという方、SSTを取り入れてみたいけど難しそうだなという初心者の方など、みんなが気軽に参加出来、SSTの良さを知って頂けると思います!
会場の皆さんでひとつになり、身近に学べて楽しむ事が出来る、そんな「誰でもSST」をぜひ体験して、日々の実践に繋げて頂きたいと思います。就労領域企画(9:00~10:30)中会場2
『正解のない職場の問題解決を支えるSST』
座長:
演者:
就労領域では、「テーラーメイドのSST」をお見せしたいと思います。
就労支援を必要とする当事者は、一般的なビジネスマナーだけでは解決できない問題に直面します。そんな時に支援者にまず必要なのは、困難な問題に直面する当事者の心を解きほぐすような関わりですが、それは当事者と支援者自身の苦悩を受け入れ、ともに乗り越えたいと願うコンパッションがベースとなります。
また、SSTは主に、当事者の価値に基づく練習を支援者と共同して作り出すプロセス(co‐SST)と、当事者の同意を得ながら支援者が主導するプロセス(basic-SST)に分けられます。支援者は当事者に応じて、プロセスを柔軟に使い分けることが求められます。
当日は、支援者のコンパッションの示し方、そしてSSTのプロセスを複数のデモンストレーションをお示しすることで、皆様の学びがさらに深まったら嬉しいです。
「就労支援って何?」、「SSTって何?」という方から、ベテランの方まで、皆様のご参加をお待ちしています!家族領域企画(9:00~12:10)小会場
『全国の家族にSSTを届けよう 2』
座長:
演者:
プレ大会では、全国で実践されている家族へのSSTとして、群馬、横浜、名古屋でご活動中の3つの団体の皆さまからそれぞれの実践についてご発表いただき、大変有意義な時間となりました。それぞれに特色があり、また強みや良さがあり、家族へのSSTの可能性を強く感じることができました。と同時に、「家族へのSST」をキーワードに多くの繋がりが生まれました。
そこで、その繋がりをさらに広め、また深めるために、本大会では各団体の実践についてより理解を深められたらと考えています。
その一つが家族へのSSTのデモンストレーションです。各団体の活動をよりリアルに体験できたらと考えております。
加えて、ご所属の家族会やご自身のご家庭のなかにSSTを取り入れるにあたって工夫、進め方のヒント、続けるコツをお伝えできればと考えております。
ご家族、ご兄弟はもちろん、当事者の皆さま、家族支援に関心のある支援者の皆さま、ぜひ一緒に繋がりを作りましょう!研修委員会企画(9:00~12:10)会場未定
『初心者向けSST研修』未定
座長:
演者:
教育企画(10:40~12:10)中会場1
『場面カードを使ってみよう!』
座長:
演者:
教育領域では、昨年7月の「経験交流ワークショップIN盛岡」、11月の「SST学術集会プレ大会」で皆様から頂いたアイデアを基に作成された「場面カード」を活用した企画を予定しています。「場面カード」は、アセスメントから練習課題を設定するプロセスをサポートし、対象者の希望に応じた練習課題を設定しやすくする便利なツールです。この企画では、実際の現場で使用した実践報告や「場面カードって何?」「どう使えば効果的?」といった疑問に答えるデモンストレーションを行います。また、実際に「場面カード」を使ったロールプレイを体験していただきます。
初心者の方も大歓迎!特に、職場でSSTを導入したいと思いながらも、SSTに詳しい人やリーダーが不足して実現できなかった方にもおすすめです。皆様と一緒に楽しく学び、良かった点」や「さらに良くする点」のフィードバックを共有する場を体験してみませんか?ご参加をお待ちしております。矯正教育・更生保護領域企画(10:40~12:10)中会場2
『少年院出院者の声から考える社会復帰のためのSST』
座長:
演者:
矯正教育・更生保護領域では、「少年院出院者の声から考える社会復帰のためのSST」と題して、出院後に社会で活躍されている方々のお話をうかがい、出院者の社会復帰のためのSSTを考えるシンポジウムを企画しました。
シンポジストとして、少年院出院者の「心の居場所」を作るための活動を行っている自助グループ、セカンドチャンスの理事長 才門 辰史氏、少年院出院後、医師となられ、大阪府で内科医として活躍されている水野クリニック院長の水野 宅郎氏をお招きする予定です。
シンポジストの体験や出院後の苦労等をうかがいながら、社会復帰のためのSSTを一緒に考えましょう。海外招聘企画Ⅱ(13:00~15:20)大会場
『Cognitive Behavioral Social Skills Training for Negative Symptoms and Social Functioning in Schizophrenia.』
「SSTと認知行動療法・問題解決技法を統合した『認知行動SST(CBSST)』
-概要・実施方法と統合失調症をもつ人の陰性症状と社会機能への効果」(案)
座長:
演者:Eric L. Granholm, PhD(エリック・グランホルム博士)
グランホルム先生は米国カリフォルニア大学教授で、認知行動SST、すなわちCBSSTの開発者です。
認知行動SST(CBSST)は、認知行動療法(CBT)、SST、問題解決技法の良いところを組み合わせた実用可能なプログラムです。SSTと認知療法を統合したCBSSTやSSTのモバイルへの活用など、SSTの技法と実践を対象のニーズに応じて活用し展開していくアイデアや理論・技法を学べることが期待できます。こうしたCBSSTの実践についてお話頂きます。リカバリー目標を立て、ベラック方式でSSTを行い、認知再構成や敗北主義的信念も取り上げます。「認知行動SST-統合失調症患者のための臨床実践ガイド」(星和書店)の著者であり、熊谷直樹先生、天笠崇先生、瀧本優子先生たちによる訳書があります。招聘講演を機に普及が期待されます。開発者から話を聞けるまたとない機会ですので、多くの方にご参加いただきたいと思います。実行委員会企画Ⅱ(15:30~17:20)大会場
『SSTのここが好き!―当事者からみたSSTの良いところ・お役立ちどころー』
座長:
演者:
この企画は、SSTを経験してきた当事者自身の様々な声を聞いて、SSTの意義や可能性を新たな視点で考える場を提供しようとするものです。当事者が思うSSTの「良いところ」や「役に立つ点」に耳を傾けつつ、「SSTって難しい」「いつも同じやり方でやる気が薄れる」などの率直な気持ちにも寄り添いたいと思います。浦河べてる、クッキングハウス、ひだクリニックや家族会などでSSTに参加している当事者の方々に演者の依頼を計画しているところです。また当事者の意見を集約した調査結果も報告する予定です。
この企画では、当事者、支援者、研究者が一堂に会し、多様な視点から議論を深めることで、当事者の価値観や希望、内発的動機を尊重しつつ、当事者の生きる力を強めていくレジリエンス向上への道を一緒に考えたいと思います。そのことによって、本大会テーマ「SSTで温かい社会を創るために」に沿った共同創造の機会となることを期待しています。みなさまのご参加をお願いします。協賛シンポ企画(15:30~17:20)中会場1
『心理教育・家族教室ネットワーク協賛シンポジウム:SSTと家族心理教育』
座長:
演者:後藤 雅博
当事者の対処能力の向上を目指すSSTと家族支援のための家族心理教育は精神科リハビリテーション、心理社会的アプローチの両輪と言えます。SST普及協会が30年を経た現在、新しくco-SSTを目指していると同様、家族心理教育を推進してきた日本心理教育・家族教室ネットワーク(JNPF)も、当初から目的にしてきた家族・当事者との協働創造への意識をより強める方向性に変えようとしています。
そこで今回30周年記念大会にあたり、これまでのSSTと家族心理教育の関係を振り返るとともに、今後の建設的な活動のために協賛シンポジウムを企画しました。
当日はシンポジストとして、SST普及協会理事とJNPFの運営委員を兼ねている方、SSTと家族心理教育を併用している機関の実践者、SST認定講師と家族心理教育インストラクター(JNPFの認定資格)両方を持っている方、などに登壇いただいて、その経験を分かち合うと共に、皆様と今後を考えていきたいと思っています。閉会式(17:20~17:40)大会場
日本精神神経学会 精神科専門医単位について
本大会は、日本精神神経学会 精神科専門医更新単位の対象学会となっております。(専門医更新取得単位B群3単位)大会終了後に、運営事務局より参加者のお名前を(社)日本精神神経学会に提出いたしします。受付は4階中央スペースにて行います。受付には会員証が必要となります。必ず、会員証をご提示下さい。日本作業療法士会 生涯教育基礎ポイントについて
生涯教育基礎ポイント希望者は、参加証明書類(領収書や名札等)を用い、WEB自己申請をしてください。参加登録:事前登録期間
2025年2月17日(月)12:00~2025年6月25日(水)23:59まで大会参加費
会員 非会員 家族 学生・当事者 事前登録参加 10,000円 10,000円 2,000円 2,000円 当日参加 12,000円 12,000円 懇親会 5,000円 ※「学生」は学部学生までです。「大学院生」は会員・非会員と同じです。
(いずれも詳しくは参加登録画面をご確認ください)
※オンデマンド配信について
参加費をお支払いいただいている方には、プログラムの一部になりますが、配信を予定しています。後日詳細は参加者にお知らせします。連絡先
創立30周年記念事業本大会 運営事務局
〒104-0045 東京都中央区築地2-3-4-9F
杜陵印刷株式会社 内
Tel:03-3547-9664 Fax:03-3547-9684
E-mail:30th-kinen@jasst.net後援団体一覧
(後日アップします)協賛団体一覧
(後日アップします)